1: 2019/09/07(土) 21:12:47.18
日テレは「リスク覚悟」の挑戦に勝った…8日最終回「あなたの番です」ツイッターフォロワー数35万人超の秘密
プロのドラマ制作者たちの底力を見せつけられた半年間だった。
8日に最終回を迎える原田知世(51)と田中圭(35)主演のドラマ「あなたの番です」(あな番、日曜・後10時半)が番組終盤の8月25
日放送回で同作最高の13・0%を記録。番組公式ツイッターのフォロワー数も2016年のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」を抜いて、ドラ
マ史上最多となる35万人(7日現在)を記録。ドラマ史に残る大きなうねりとなっている(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
日テレにとって94年の「静かなるドン」以来25年ぶりに2クール、半年間連続で放送されてきた大型作品。見ていない方のために説明すると、
主人公は都内の中級マンションに引っ越してきた原田演じる菜奈と田中演じる翔太という年の離れた新婚夫婦。新生活に胸を膨らませていた2人
だったが、初の住民会出席後に謎の管理人殺害事件が発生。マンション住人による緊迫の交換殺人ゲームに巻き込まれていくというストーリーだが、
視聴率というテレビ局にとって大切な指標を超えて、今や、ネット上の盛り上がりがすごい。
最終回を前に3~5人ほどに絞られた「真犯人」を巡り、数々の「考察サイト」が乱立。「黒幕は〇〇で間違いない」「●●は第〇話のあの場面
で犯人ではあり得ないことが証明されている」などなど視聴者による推理合戦が丁々発止、展開されているのだ。
私自身、ここまでの19回をほぼリアルタイムで視聴。第1部の最終話となった第10話のラストでW主演の1人でストーリーを最後まで牽引す
ると思われた菜奈が毒殺されてしまった時には正直、驚きでのけぞった。
ただ半年間、存分に楽しませてもらったにも関わらず、私には自身の不明を恥じねばならない一幕があった。
それは今年3月14日の4月番組改編説明会でのこと。席上、4月クール最大の目玉として紹介されたのが、「あな番」。企画・原案にAKB48
や坂道グループでおなじみの大物プロデューサー・秋元康氏(61)を据えた大型企画だったが、私は会見出席前から大きな疑問を抱いていた。
日テレは日曜のこの時間、2クール連続で学園もので勝負してきた。昨年10月クールの「今日から俺は!!」、そして、今年1月クール、最終
回でこの枠史上最高の平均視聴率15・4%を記録した「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の連続ヒットは、各局がノドから手が出るほど
欲しい若者層の支持を得たからこそだった。
さらに常に人気の水谷豊(67)主演のテレビ朝日系「相棒」など1話完結形式だからこそ「飽きやすい」視聴者も半年間の視聴続行が可能なの
ではないか。そんなことも思ったから、「2作続けての学園もので手に入れた若い視聴者を手放すのか?」「マンションでの交換殺人という一つの
ストーリーで半年間、視聴者は見続けるのか。途中で脱落する危惧はないのか?」と続けざまに聞いた。
しかし、岡部智洋編成部長(当時)は冷静そのものの表情で私を見つめると、こう答えた。
「確かに話題性、中毒性のあるエッジの効いたドラマ作りを目指した枠で、ここ2クールはティーン層に刺さって好評を呼んできました。ただ、
学園ものということより、ドラマの内容こそがティーンの心に刺さったと思う。さらに今回はティーンの気持ちをつかんでいらっしゃる秋元さんの
企画ということで信頼しています」。
さらに「確かに編成上のリスクはあります。チャレンジではあります」と率直に答えた上で「カメラ、衣装までスタッフ一丸となって、きちんと
作品を作れば、1話完結形式でなくても、しっかりやっていけると『3年A組』の成功が勇気をくれました。今回も制作陣に全幅の信頼を置いてお
ります」と続けていた。
https://news.infoseek.co.jp/article/20190905hochi092/
プロのドラマ制作者たちの底力を見せつけられた半年間だった。
8日に最終回を迎える原田知世(51)と田中圭(35)主演のドラマ「あなたの番です」(あな番、日曜・後10時半)が番組終盤の8月25
日放送回で同作最高の13・0%を記録。番組公式ツイッターのフォロワー数も2016年のTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」を抜いて、ドラ
マ史上最多となる35万人(7日現在)を記録。ドラマ史に残る大きなうねりとなっている(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
日テレにとって94年の「静かなるドン」以来25年ぶりに2クール、半年間連続で放送されてきた大型作品。見ていない方のために説明すると、
主人公は都内の中級マンションに引っ越してきた原田演じる菜奈と田中演じる翔太という年の離れた新婚夫婦。新生活に胸を膨らませていた2人
だったが、初の住民会出席後に謎の管理人殺害事件が発生。マンション住人による緊迫の交換殺人ゲームに巻き込まれていくというストーリーだが、
視聴率というテレビ局にとって大切な指標を超えて、今や、ネット上の盛り上がりがすごい。
最終回を前に3~5人ほどに絞られた「真犯人」を巡り、数々の「考察サイト」が乱立。「黒幕は〇〇で間違いない」「●●は第〇話のあの場面
で犯人ではあり得ないことが証明されている」などなど視聴者による推理合戦が丁々発止、展開されているのだ。
私自身、ここまでの19回をほぼリアルタイムで視聴。第1部の最終話となった第10話のラストでW主演の1人でストーリーを最後まで牽引す
ると思われた菜奈が毒殺されてしまった時には正直、驚きでのけぞった。
ただ半年間、存分に楽しませてもらったにも関わらず、私には自身の不明を恥じねばならない一幕があった。
それは今年3月14日の4月番組改編説明会でのこと。席上、4月クール最大の目玉として紹介されたのが、「あな番」。企画・原案にAKB48
や坂道グループでおなじみの大物プロデューサー・秋元康氏(61)を据えた大型企画だったが、私は会見出席前から大きな疑問を抱いていた。
日テレは日曜のこの時間、2クール連続で学園もので勝負してきた。昨年10月クールの「今日から俺は!!」、そして、今年1月クール、最終
回でこの枠史上最高の平均視聴率15・4%を記録した「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の連続ヒットは、各局がノドから手が出るほど
欲しい若者層の支持を得たからこそだった。
さらに常に人気の水谷豊(67)主演のテレビ朝日系「相棒」など1話完結形式だからこそ「飽きやすい」視聴者も半年間の視聴続行が可能なの
ではないか。そんなことも思ったから、「2作続けての学園もので手に入れた若い視聴者を手放すのか?」「マンションでの交換殺人という一つの
ストーリーで半年間、視聴者は見続けるのか。途中で脱落する危惧はないのか?」と続けざまに聞いた。
しかし、岡部智洋編成部長(当時)は冷静そのものの表情で私を見つめると、こう答えた。
「確かに話題性、中毒性のあるエッジの効いたドラマ作りを目指した枠で、ここ2クールはティーン層に刺さって好評を呼んできました。ただ、
学園ものということより、ドラマの内容こそがティーンの心に刺さったと思う。さらに今回はティーンの気持ちをつかんでいらっしゃる秋元さんの
企画ということで信頼しています」。
さらに「確かに編成上のリスクはあります。チャレンジではあります」と率直に答えた上で「カメラ、衣装までスタッフ一丸となって、きちんと
作品を作れば、1話完結形式でなくても、しっかりやっていけると『3年A組』の成功が勇気をくれました。今回も制作陣に全幅の信頼を置いてお
ります」と続けていた。
https://news.infoseek.co.jp/article/20190905hochi092/