川栄李奈：地下帝国-AKB48まとめ

　ＡＫＢ４８の川栄李奈（１８）が、日本テレビで来年１月１１日にスタートする連続ドラマ「ＳＨＡＲＫ」（土曜深夜０時５０分）に出演することが分かった。今年、バラエティー番組の“おバカ”キャラで大ブレークしたが、実は女優志望。グループを離れての単独初出演となる本作で、イメージチェンジを果たしそうだ。
　川栄は昨年、ドラマ「マジすか学園３」や映画「劇場版　私立バカレア高校」に出演したが、いずれもＡＫＢ４８メンバーが多数参加していた。同映画も手掛けた植野浩之プロデューサーは「新たな一面に期待して」あえてグループを離れた単独出演をオファーした。
　川栄は今年４月、バラエティー番組の抜き打ち学力テストでメンバー最下位になり「センターバカ」としてブレークした。しかし植野プロデューサーは「実はバラエティー志望ではなく女優志望。現場ではとても真摯（しんし）に役づくりに励んでいます」と素質を評価する。
　本作はデビューを夢見るバンドの友情を描く青春群像劇。初ドラマで主演に抜てきされた関西ジャニーズＪｒ．の平野紫耀（１６）が、自信過剰だが才能にあふれたボーカル瑞希を演じる。川栄は瑞希に思いを寄せる幼なじみの楓という、重要な役だ。
　「女優になるのが夢なのですごくうれしい。でも今回は一人で、すごく不安だった」という川栄は、台本を覚えるのに必死。瑞希のセリフを自分で録音し、それに合わせて楓のセリフを言う練習を続けているという。
　目指すは「悪役もいい役もできる女優」。ＡＫＢ４８のメンバーでは「特に大島優子さんはすごい」といい、目標とする女優については「志田未来さん。小さいころから難しそうな役をやっているのに、どれもすごく上手で、自然に演じている」と明かした。好きな映画は園子温監督の「ヒミズ」で、「絶望の中で希望をみつけそれに向かっていくところが好き。主演の染谷将太さんと二階堂ふみさんの演技にすごく感動しました」と熱っぽく語った。
　放送は関東ローカルで他の地域は未定。